タロットカードを解釈する場合に大抵が、
「正位置はよい意味、逆位置は反対で悪い意味」
と思われがちです。
しかし、
中にはタロットによって、
「正位置のほうが注意が必要で、逆位置が出れば逆に安泰」
といったようなカードが存在しているのも事実で、
ペンタクルの7のタロットは、
そんな逆転したカードのうちのひとつであると言えます。
ペンタクル7とは?
ペンタクルの7のカードで特徴的なのは、
このカードに描かれる人物の表情です。
硬貨が7枚描かれているのはもちろん、
ペンタクルの7のカードには、
不満げな表情をした若者が一人、
多くの場合描かれています。
つまり、このカードは正位置で、
”現状に不満がある”
ということを既に示しているカードなのです。
ペンタクル7が正位置で出ると?
ペンタクルの7が正位置で出た場合、
現状について、質問者は非常によく努力をしています。
にも関わらず、
”思ったような成果が得られていない”
と感じているか、
現状をうまく把握できずに、
”どうにも先が見えない”
”これはもうダメかもしれないと感じている”
そんな意味合いがあるのが、
ペンタクルの7の正位置です。
ですから、ペンタクルの7のタロットが正位置で出たときには、
”事態を諦めたほうがいい”
ということも視野に入れた解釈を行うべきでしょう。
質問者は、ペンタクルの7で示されていることについて、
やや悲観的になっており、
これ以上の成功を期待できない状態になっているのです。
ペンタクル7の逆位置が出ると?
一方で、ペンタクルの7が逆位置で出たときの解釈は、
正位置とは反対に希望が持てるものとなっています。
ペンタクルの7が出るとき、
多くのケースでは現状に対して、
質問者は強い不満を持っています。
ただ、ここでペンタクルの7が逆位置だった場合には、
現状のまま質問者が努力を続ければ、
事態が好転の方向へ転換する可能性が示されます。
これまで、よくわからないと感じられていたことが吹っ切れ、
正しいことが見え始めたり、
理解不能だった状況が理解できるようになったりします。
このタロットが逆位置で出た場合には、
すぐに状況をどうこうしようと動くのではなく、
しばらくはこのまま努力を続け、
好転を待つのが賢い方法でしょう。